公益財団法人 地球環境センター

環境関連機器の販路を開拓したい

関西・アジア 環境・省エネビジネス交流推進フォーラム(Team E-Kansai)

 関西地域には、高度成長期に公害問題を克服してきた歴史により、環境・エネルギー・資源リサイクル分野の優れた技術を持つ企業が数多く集積してきましたが、国内市場の縮小などにより、新たな市場獲得が課題となっています。一方、アジア各国では急激な経済成長により水質・大気・廃棄物などにかかわる深刻な環境問題が顕在化しており、これらの環境問題の解決と中小企業の新規市場獲得を目指し、2008年にTeam E-Kansaiが組織されました。

 メンバー企業の環境・省エネビジネスのアジア展開を支援するため、国内外での商談会やセミナーの開催、海外からのビジネスミッション受け入れ、また現地行政機関や産業団体との連携を通じてビジネスマッチングを進めるとともに、重点地域にはコーディネータを配し、個別ビジネスサポートを行っています。

 現在では関西地域に限らず、日本全国の環境・省エネビジネスのアジア展開を目指すメンバー企業は約185社(2018年3月現在)、また支援機関・協力機関としてフォーラム活動を支援する近畿経済産業局、JICA, JETRO等の海外展開を支援する機関や、関経連、大阪商工会議所などの経済団体、また自治体等30機関がフォーラムに参画しています。

Team E-Kansai

 

環境・省エネビジネスのアジア展開支援

地球環境センターでは、Team E-Kansai等のプラットフォームを最大限活用し、近畿経済産業局が実施する地域中核企業の海外展開支援に取り組むことで、地域の優れた環境・省エネ技術を中国・ASEAN地域へビジネスベースでの普及と現地の環境課題の解決を目指しています。

環境・省エネビジネスのアジア展開支援

 

しが水環境ビジネス推進フォーラム

 滋賀県では、これまでの琵琶湖での水環境保全の取組みを活かした水環境ビジネスの展開を図るため、2013年3月に「しが水環境ビジネス推進フォーラム」を設立し、水環境ビジネスの最新動向をはじめ、先進的な企業の取組や各種支援策などの情報提供や、具体的なビジネス案件の形成や共同開発等に向けたマッチングやチームづくりの場となるよう、メンバー企業を支援しています。(2018年1月現在、参加企業・団体数 162)

しが水環境ビジネス推進フォーラム

 

しが水ビジネスのコーディネート

 地球環境センターは、滋賀県が実施する水環境ビジネス推進のための調査・コーディネート業務に取り組み、このフォーラム構成企業・団体による海外での水環境ビジネス推進につながるプロジェクトの創出や事業化に繋げるため、 ①滋賀県内でのセミナー・分科会の開催運営支援  ②アジア地域における水環境に関する課題の発掘調査  ③アジア地域におけるセミナー・技術交流会・ビジネスマッチングの開催 などの事業を実施しています。

しが水ビジネスのコーディネート