2025年04月21日
国連環境計画(UNEP)が1973年から主導する「世界環境デー」は、環境意識と行動を促進する最大のプラットフォームであり、2025年のテーマは「プラスチック汚染をなくそう」です。 自然の知恵を生かし未来の地球環境を守るための本キャンペーンは、プラスチックごみのない循環型未来を築くための協力とアクションを呼びかけます。プラスチック汚染は地球の自然なバランスを崩し、マイクロプラスチックとして私たちの体内にまで入り込んでいます。 しかし、自然界には解決のヒントがあります。そこには、例えば落ち葉が森を育み、動物の排泄物が新たな生命を育てるように、すべての資源が無駄なく活用され、再利用・再生される循環型の仕組みが存在しています。革新的なデザインと的確な政策を取り入れることで、人間のシステムを自然の原則に沿わせ、プラスチックを環境に流出させるのではなく、循環型社会の中で再生利用していくことができます。
2025年大阪・関西万博は、地球環境と全ての 「いのち」 を守ることの大切さを世界で話し合い、伝えるための最大のプラットフォームです。UNEP国際環境技術センター(IETC)と(公財)地球環境センター(GEC)は、同テーマを掲げる『2025大阪・関西万博 ジュニアSDGsキャンプ』のプログラムの一環として、中学生・高校生を対象としたイベントを下記の通り開催します。UNEP職員によるプラスチックごみ汚染に関するミニ講義のほか、日本・アフリカ・アジアなどの同年代の学生がオンラインで繋がり、プラスチックごみ汚染に関して意見交換を行い、汚染のない未来に向けたアクションについて考えます。是非ご参加ください!
司会:地球環境センター 東 早織
時間 | 内容 |
15:00-15:05 (5分) | 開会セッション 国連環境計画 国際環境技術センター(UNEP-IETC) ヘッド 中村武洋 |
15:05-15:15 (10分) | 講義セッション 「世界のプラスチック汚染問題(仮)」 UNEP-IETC企画官 本多俊一 |
15:15-15:35 (20分) | プレゼンテーション 『国を超えてみんなで目指そう、プラスチックごみのない未来』 日本代表 (1-2名) アフリカ代表(1-2名) その他アジアなど代表(1-2名) |
15:35-15:45 (10分) | 質疑応答&フリーディスカッション モデレーター: UNEP-IETC企画官 本多俊一 |
15:45-16:10 (25分) | ワークショップ どうやったら世界からプラスチックごみをなくすことができるかグループで考えてみよう! 使わないための工夫(Reduce) 代替素材のアイディア(Replace) 回収や分別の工夫(Recycle/Reuse) みんなに広める方法(Raise Awareness) |
16:10-16:25 (15分) | 各グループによる発表 |
16:25-16:30 | 閉会 地球環境センター(GEC) 専務理事 北辻卓也 |