2025年03月04日
UNEP- IETCグローバル・ダイアログ ユース・デー
- 変革を推進する:循環型経済とゼロ・ウェイストにおけるユース・リーダーシップの開催
日時:2025年2月19日(水)9:30-18:30
会場:鶴見の森迎賓館(大阪市鶴見区)
参加者:世界のユース世代(日本、中国、韓国の大学生など)
地球環境センターは、UNEP-IETCグローバルダイアログの一環として、UNEP-IETC、IGESとの共催により、2月19日に「循環経済とゼロ・ウエイスト」をテーマとしたユースイベントを開催しました。ユースは、イノベーション、アドボカシー、教育、行動を通じて、この課題に取り組む上で重要な役割を果たしています。本イベントでは、世界のユースの意見を広げ、革新的な実践に焦点を当て、廃棄物ゼロのサステナブルな未来社会の実現を目指すことを目的として開催され、全体で約80名(うちユースは40名)が参加しました。
CYMG (UNEP子ども・ユース主要グループ)の協力のもと、講義とワークショップを通じて活発なグループディスカッションを行い最後に「廃棄物管理のサーキュラーエコノミーモデルに関するグローバル・ユース宣言」の案が作成されました。この宣言は、ユースの優先事項を明確にし、彼らの能力を向上させ、サステナブルな変革に向けた世界の多様な視点を統合するものです。本宣言は最終化され、政策立案者や専門家と共有され、循環経済に向けた実行可能な戦略に反映される予定です。
当日のプログラムは下記の通りです。
9:30-9:35 | 開会挨拶 UNEP-IETCヘッド 中村武洋 |
9:35-9:50 | UNEP-IETC、GEC、IGES、CYMG (UNEP子ども・ユース主要グループ)の活動紹介 |
9:50-10:10 | 基調講演 - 廃棄物の流れとライフサイクルへの取り組み UNEP-IETCフェリペ・ダル |
10:10-11:00 | 学生(ユース)からのプレゼンテーション 各大学より研究テーマと取組みについての発表 浙江大学 グリーン島プロジェクト-活性炭新時代を切り開く 清華大学 グリーン・サーキュラー・エコノミーが産業リード 蔚山大学 蔚山広域市のごみゼロと改善への解決策 |
11:00-12:00 | ワークショップ1:廃棄物管理における循環型社会の推進に関するユースの視点 以下のテーマに関するグループディスカッションと発表 ・廃棄物管理におけるサーキュラリティの推進 ・インフォーマル・セクターの統合とジェンダー主流化 ・官民パートナーシップとEPR計画 ・循環型廃棄物管理政策 |
12:00-13:15 | 昼食 |
13:15-13:45 | 基調講演 -プラスチック廃棄物を含む「プラスチックと子供たち」ユニセフ報告書 ユニセフ環境保健専門家 デジレ・ラケル・ナルバエス |
13:45-15:00 | パネルディスカッション インパクトのためのイノベーション:廃棄物管理におけるユース主導のソリューション 新しい技術、ビジネスモデル、地域社会の取り組みを通じてユースが主導する廃棄物管理の革新に焦点を当て、ユースとパネリストが意見交換を行った。パネリストからは、廃棄物汚染に取組み、持続可能な未来を築く上で、イノベーションと起業家精神が重要であることが強調された。 ファシリテーター:ジャンナ・ラディ(CYMG) スピーカー/パネリスト カトリン宮澤(社会起業家) しいな露木 (気候変動活動家・社会起業家) ローレン・クリーリー(ジャマイカ環境トラスト)/オンライン アシシュ・カナル(ネパール固体廃棄物管理協会)/オンライン |
15:00-18:20 | ワークショップ2:グローバル・ユース・ステートメントの起草 前段の廃棄物・汚染分野セッションとグローバル・ガバナンスプロセスの議論を踏まえて、「廃棄物管理のサーキュラーエコノミーモデルに関するグローバル・ユース宣言」の草案が作成された。 ファシリテーター:アッセル・アボタレブ、ジャンナ・ラディジャンナ・ラディ(CYMG) |
18:20-18:30 | 閉会挨拶 UNEP-IETCヘッド 中村武洋 |