2023年07月21日
本UNEPワークショップは、非公開イベントとして開催され、UNEPサステナビリティアクションのチーム企業を含む民間企業と産業界から10団体12名、UNEPから3名、合計15名の参加がありました。地球環境センターはUNEPサステナビリティアクションのイベントの一環として、本ワークショップの運営支援を行いました。
このワークショップは、プラスチック汚染問題においてリーダーシップを発揮している日本において、企業などが実施している先進的で革新的な取り組みを通じて、国際的なプラスチック汚染問題の解決策や今後の展開について横断的に意見を交換することを目的として開催されました。プラスチック汚染を削減するために、企業が取組む持続可能なプラスチック容器包装に向けた具体的な提案、国内での優れた事例、最先端の取組みについて、各セッションでUNEPから提示された質問に企業がコメントする形で、活発な意見交換が行われました。
最後に、気候行動チャンピオン※のゴンザロ・ ムニョス氏からの「the Friends of Action Agenda」に関するメッセージビデオが放映された後、まとめとして、UNEPジャックリーン・アルバレス氏より、「今回のような率直な意見交換の場が今後も必要である。このような場を通して忌憚のない意見交換を行うことで、具体的なプラスチック汚染対策が明確となる。INC2 においては、企業や NGOsなどの様々なステークホルダーが参加し、その多くの意見を集約し INC (政府間交渉委員会)に貢献するグループ 「the Friends of Action Agenda」が開始されたので、 日本の企業の皆様には、このようなさまざまな国際的な場に参加していただき、プラスチック汚染対策条約への貢献などに積極的に関与していただきたい。」 とのコメントがあり、本ワークショップは終了しました。
※「ハイレベル気候行動チャンピオン」とは、政府・非政府アクターによる気候変動対策のイニシアチブを促進する役割を担う人物。チリの起業家であるムニョス氏は、2020年の国連気候変動枠組条約締約国会(UNFCCC)にて任命された。