2015年5月29日(金)大阪産業創造館においてGEC友の会第13回総会及びセミナー等を開催しました。総会では2014年度事業報告及び収支決算、会計監査報告、2015年度事業計画案及び予算案についての審議が行われ、すべての案件が承認されました。
(厳しい財政運営)
GEC友の会は2010年度から、独自財源(会費収入)のみで活動し、当時の繰越し財源の一部を財政補填準備金としました。2010年度以降も同程度の内容で活動した結果、GEC友の会からの持ち出しが続き、繰越金が暫減してきました。一方、観光バスチャーター料金の値上げなどにより、2015年度は本会計のみでは運営が困難となり、事務局経費を削減すると共に、財政補填準備金から本会計に繰り出すこととした予算案を提案し、御理解をえたところです。引き続き会員の皆様の御協力、御支援をお願いいたします。
(セミナーでは「温暖化対策をビジネスチャンスに」)
総会に引き続き開催したセミナーでは、公益財団法人地球環境センター気候変動対策課の中山企画官から、地球環境センターが2015年度から新たに事業執行団体となった「リープフロッグ型発展の実現にむけた資金支援事業」及び「途上国向け低炭素技術イノベーション創出事業」を中心に今後の事業展開について講演を受けました。これらは温暖化対策に貢献する日本の省エネ・創エネ技術を資金援助(対価として日本が一部削減クレジット獲得)を含め途上国に導入することで途上国の発展と地球温暖化対策の両立を目指す事業スキームです。技術面では日本の既存技術を途上国の実態に応じた改良を加えることで対象国での普及促進を図る等、企業にとっても途上国でのビジネスチャンスを広げる機会となりうるものだそうです。参加された企業の会員からも多くの質問がありました。これらは2~3年は公募が続くので、GECのホームページなどの情報は役立つでしょうとのことでした。
(和やかに情報交換)
セミナー終了後、館内のレストランにおいて恒例の情報交換会を開催し、会員相互の情報交換や親睦を深めることができました。