2016年5月31日(火)大阪産業創造館においてGEC友の会第14回総会及びセミナー等を開催しました。総会では幹事等の役員改選、2015年度事業報告及び収支決算、会計監査報告、2016年度事業計画案及び予算案について、GEC友の会事務局の提案が承認されました。
(厳しい財政運営のなかでGEC周年行事に協力)
GEC友の会は2010年度から独自財源(会費収入)のみで活動し、補助金を得て活動していた時代の繰越金の一部を財政補填準備金としてきました。一方、2010年度以降も以前と同程度の内容で活動したことから、繰越金が暫減し、2015年度から財政補填準備金を本会計に繰り出す予算となりました。2016年度は地球環境センター周年行事への協力などの事業を行うこととし、引き続き財政補填準備金を活用して活動することとします。引き続き会員の皆様の御協力、御支援をお願いいたします。
(セミナー)
総会に引き続き開催したセミナーでは、大阪市環境局都市間協力担当課長の泉憲氏から大阪市の国際的な都市間協力の現状などについて講演していただきました。
大阪市とホーチミン市(旧サイゴン市)とは20年以上にわたりさまざまな分野で都市間交流を実施(姉妹港提携、ビジネスパートナー都市提携)し、2012年からは廃棄物や上下水道における技術交流もしています。
ホーチミン市は都市計画、エネルギー、交通、廃棄物管理、水管理など10分野を対象とする「気候変動対策実行計画」の策定をめざしています。大阪市は計画策定をはじめ、政策対話や官民連携によるプロジェクトの推進など、幅広い協力を実施しています。対象分野の個別政策においては、大阪市がホーチミン市から学ぶべきものもあり、水平的な協力関係も特色の一つとなっています。
大阪市は副首都として、首都機能のバックアップ拠点としてだけでなく、平時にも非常時にも日本の未来を支え、牽引するため、民間の力を最大限に活かす都市の実現を目指しています。そのため、GECの協力を得て、二国間クレジット制度を活用しながら、公害問題と気候変動対策を同時に進める一足飛び型発展の実現を支援し、アジアの主要都市として、個性を発揮していきたいとのことです。
(和やかに情報交換)
セミナー終了後、近くの中華料理レストランにおいて恒例の情報交換会を開催し、会員相互の情報交換や親睦を深めることができました。