2019年10月02日
この度、環境省「令和元年度アジア水環境改善モデル事業」にGECが主事業者として提案した、「繊維担体を用いた多段式生物処理によるベトナム国ハロン湾水質改善事業」が採択されました。 世界遺産に登録されているベトナム・ハロン湾では、近年急速に産業発展・観光開発が進む一方、湾内の水質汚濁等の環境問題が顕在化しています。
本事業では、特殊繊維担体を用いた微生物膜による多段式生物処理を適用し、進行するハロン湾の水環境汚染の改善を図ることを目指します。
本年度は実現可能性調査(FS)を通じた事業計画書の作成を行い、実現可能性が評価された場合は、次年度以降に実証事業に移行します。
ベトナム社会主義共和国 ハロン湾地域
ハロン湾沿岸地域の急速な開発や産業発展に伴い、水産・食品工場、工業団地、鉱山等から湾域への汚濁負荷流入による影響が顕在化している。水質改善に向けて、繊維担体を用いた多段式生物処理の事業可能性や植生浄化の現地適用性を調査する。本事業を通じて現地でのビジネスモデルを検討し、事業計画書等を作成する。