公益財団法人 地球環境センター

COP25 ジャパンパビリオン・サイドイベント(於:スペイン・マドリード)(開催報告)
~Accelerating Low-Carbon Technology Transfer through CTCN and GCF~

2019年12月19日

環境省、及び公益財団法人地球環境センター(GEC)では、 気候技術センターとネットワーク(CTCN)およびグリーン気候基金(GCF)の案件形成に向けた環境省及びGECの取り組みや成果の紹介を行うサイドイベントをCOP25 ジャパンパビリオンにて開催しました。

サイドイベント概要

 気候技術センターとネットワーク(CTCN)およびグリーン気候基金(GCF)は、開発途上国の気候技術の普及を促進するUNFCCC内の技術メカニズムと金融メカニズムの重要な推進力です。  環境省(MOEJ)は、課題と解決策の特定、プロジェクトの策定、および能力開発ワークショップの実施を支援することにより、これら2つのメカニズムを活用する開発途上国と民間セクターを支援してきました。  本イベントでは、民間セクターと協力してCTCN及びGCFを介した低炭素技術の普及を加速することを目指し、学んだ教訓とCTCN / GCFプロジェクトを結晶化するための方法が議論されました。具体的には、CTCNとGCFの2つのセッションにおいて、それぞれCTCN及びGCFの事務局から案件形成のために有益な情報が提供されるとともに、これら2つのメカニズムの活用を検討している民間企業2社から、技術やCTCNおよびGCFの提案プロジェクトが紹介されました。さらに、主に各メカニズムと民間セクターとのコラボレーションについてのパネルディスカッションの場が設定され、コラボレーションの手段やメリット、また民間セクターにとってのハードル等について議論されました。

日時2019年12月5日(木) 17:00 – 18:30
会場日本パビリオン
主催環境省、公益財団法人地球環境センター

 

プログラム(敬称略)
 (司会:公益財団法人地球環境センター  企画官 反後 暁)

開会挨拶
 日本国環境省 地球環境局 国際地球温暖化対策担当参事官室 参事官 辻原 浩
環境省及びGECによるGCF/CTCN案件形成のための支援プログラム
 公益財団法人地球環境センター 主任 中嶋奈緒

Part1:Sharing experiences on developing CTCN projects in South East Asia
東南アジアにおけるCTCNプロジェクト
 気候技術センター・ネットワーク(CTCN) 副所長 待場 智雄
CTCN案件開発〜ラオスグリーンガスプロジェクト〜
 日立造船(株)主事 ビシュワス・サンガッパ
パネルディスカッション
 待場 智雄(CTCN) 、ビシュワス・サンガッパ(日立造船)

Part2:Sharing experiences on developing GCF projects
GCFモダリティとプロジェクト実施による教訓
 緑の気候基金(GCF)気候変動モニタリング&評価スペシャリスト ブラディスラブ・アーノルドフ
GCF案件開発〜島嶼国における風力発でプロジェクト〜
 (株)駒井ハルテック 企画マネージャー 豊田 玲子
パネルディスカッション
 ブラディスラブ・アーノルドフ(GCF)、豊田 玲子(駒井ハルテック)