調査名 | 小規模流れ込み式水力発電所 |
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調査年度 | 2013年度 |
調査団体 | 日本工営株式会社 |
調査協力機関 | NEO Energy Oasis Development Co., Ltd |
調査対象国・地域 | ミャンマー・シャン州 |
対象技術分野 | 再生可能エネルギー |
対象削減ガス | 二酸化炭素(CO2) |
CDM/JI | CDM |
報告書 | 概要版 詳細版 PDD |
プロジェクトの概要 | 本プロジェクトは、ミャンマー連邦共和国(以下、ミャンマー国)のShan州西南部に位置するインレー湖の西側を流れるバルーチャン川の水源を利用した流れ込み式(Ran-of-river)の水力発電事業である。ミャンマーのIPP事業者であるNEO Energy Oasis Development Co., Ltdが自己資金を投じて開発するものであり、2015年12月に事業開始を予定している。 |
適用方法論 | AMS-I.D. (ver.17):Grid connected renewable electricity generation |
ベースラインの設定 | AMS-I.D.(ver.17)に基づき、本プロジェクト活動によって国家グリッドへ供給される電力は、本プロジェクトが存在しない場合グリッドに接続している既存の発電所の運転あるいは新規電源の追加によって代替される。 |
モニタリング | AMS-I.D.(ver.17)に基づき、プロジェクト活動によりグリッドに供給された電力量とグリッドから輸入された電力量をモニタリング対象とする。 |
GHG削減量 | プロジェクト全体のGHG削減量は16,275tCO2/年である。 |
プロジェクト実施期間/クレジット獲得期間 | プロジェクト開始は2015年12月を予定している。クレジット獲得期間は21年となる。 |
環境影響等 | 本プロジェクトでは、2010年に事業主のNEOにより環境影響評価を実施済みである。負の環境影響評価としては特段大きな問題は挙げられていない。 |
追加性の証明 | 小規模CDMプロジェクトの追加性証明ガイドライン(投資障壁による追加性の立証)に基づき、投資コスト、建設コスト、電力販売による収入の3項目につき投資障壁の実証を行った。 |
事業化に向けて | 本プロジェクトの建設工期は2015年12月完工を予定している。進捗に多少の遅れはみられるが、ほぼ予定通り建設を進める予定である。 |
ホスト国における持続可能な開発への寄与 | ミャンマー国では今後、設備容量2,644MWの水力発電所を新規投入する計画がある。水力発電の建設に伴い、無電化地域への電力供給が可能となることで、地域の経済及び雇用の創出にも貢献でき、開発が進んでいない地域への持続的な開発へ貢献することができる。 |