インドネシア共和国3州における植林及びバイオマスエネルギー利用プロジェクト

公益財団法人 地球環境センター

CDM/JI事業調査結果データベース

調査名インドネシア共和国3州における植林及びバイオマスエネルギー利用プロジェクト
調査年度2003(平成15)年度
調査団体住友林業(株)
調査対象国・地域インドネシア(東カリマンタン州、東ジャワ州、中部ジャワ州)
対象GHGガス二酸化炭素
対象技術分野バイオマス利用と植林
CDM/JICDM
調査概要本事業計画の目的は、インドネシア共和国中部ジャワ州PT Rimba Partikel Indonesia 社において木質ボード(パーティクルボード)を製造する工場におけるバイオマス利用による化石燃料と転換及び電力供給事業の計画である。本事業計画の骨子は、本プロジェクトは名称を「RPI 社バイオマス事業」と称し、下記の2 つの要素からなるバイオマス利用による排出削減プロジェクトである。いずれも、カーボンニュートラルなバイオマスをエネルギー源とすることにより化石燃料を代替し、排出削減を実現する。
CDM プロジェクトのカテゴリーは、(1)エネルギー産業(再生可能エネルギー)分野:系統電力への接続(2)発電分野:燃料の代替である。バウンダリーとして工場敷地内に加えて、原料集荷に要する地域(輸送活動)とした。対象とするGHG はその活動に関連する全てのGHG である。技術としては、独自の技術で開発したバイオマス式木材チップ乾燥機とガス化バイオマス発電機である。
削減の方法は、第一の要素は生産工程にバイオマス燃料による装置を設置し、化石燃料を代替する。この要素は次の2 つの設備に分かれている。バイオマス式木材チップ乾燥機。これは従来の軽油による乾燥機を、木粉を燃料とするものに更新したことにより軽油使用量を劇的に削減することができる。バイオマス式発電機は従来の軽油焚き発電機を、木質廃材を燃料とするバイオマス型発電機に置き換えることにより、軽油使用量を全て削減するものである。第二の要素はバイオマス発電の余剰電力を電力系統に接続することにより、供給する電力分に相当する化石燃料相当の温室効果ガスを削減する。
報告書概要概要版(PDFファイル 135KB)
本文本文(PDFファイル 3.3MB)