ベトナムにおけるフロン類の回収スキーム構築・専焼型破壊施設導入事業
- プロジェクト実施者
- 丸紅株式会社
稼働中
GHG排出削減プロジェクトの概要
- ベトナムでは、地球温暖化係数の高いフロン類の回収・破壊に関する規制はなく、空調・冷凍機類や自動車に充当されているフロン類は、最終的には全て大気に放出されている。空調・冷凍機器や自動車の普及が進む同国において、現状の放置は、将来的に深刻な問題に発展する。
- 本補助事業では、フロン類回収・破壊活動のプロジェクトを通じて、ベトナムにおける専焼型破壊設備の有効性を確認し、本プロジェクトをJCM化するとともに、規制やインセンティブなど活用したフロン類回収・破壊スキームを確立するためベトナム政府等への政策提言や啓蒙活動を行う。
- 専焼型破壊設備の設置場所は、現地で産業廃棄物処理業を営むThuan Thanh社の工場内を予定している。
想定GHG排出削減量
6,294 tCO2/年
財産処分制限期間の平均:2020~2023年
- リファレンスシナリオ
⇒空調・冷凍機器や自動車に充填されていたフロン類が大気中に放出され続ける。
- プロジェクトシナリオ
⇒空調・冷凍機器や自動車に充填されていたフロン類を適切に回収し、専焼型破壊施設で分解することで、大気放出を回避する。