二国間クレジット制度(JCM)とは

我が国は、途上国への優れた低炭素技術・製品・システム・サービス・インフラ等の普及や対策実施を通じ、実現した温室効果ガス排出削減・吸収への我が国の貢献を定量的に評価し、我が国の削減目標の達成に活用するため、二国間クレジット制度(Joint Crediting Mechanism:JCM)を構築・実施しています。

JCMの基本概念

  • 優れた低炭素技術・製品・システム・サービス・インフラの普及や緩和活動の実施を加速し、途上国の持続可能な開発に貢献する。
  • 温室効果ガス排出削減・吸収への日本の貢献を、定量的に評価するとともに、日本の排出削減目標の達成に活用する。
  • 地球規模での温室効果ガス排出削減・吸収行動を促進することにより、国連気候変動枠組条約の究極的な目標の達成に貢献する。

(出典:日本政府資料「二国間クレジット制度(Joint Crediting Mechanism(JCM))の最新動向」)

JCMの手続き及び環境省による支援

  • 方法論作成、プロジェクト登録のためのPDD作成、クレジット申請(初回)のためのモニタリングレポート作成、第三者機関による妥当性確認・検証は、環境省が別途専門家等に委託して実施します。
  • JCMでは簡易な方法論を作り込むことで、事業者によるモニタリングの負担をできる限り軽減することに配慮します。

JCM署名国及び国別の実施状況

これまでに以下17か国との間でJCMを開始するための二国間文書に署名しており(2017年1月時点)、現在、他の途上国についても、様々な場を活用して協議を行っています。

署名国 署名時期 承認方法論の件数 プロジェクトの登録数 環境省JCM設備補助事業の件数(※)
モンゴル 2013年1月 3件 2件 4件
バングラデシュ 2013年3月 1件   6件
エチオピア 2013年5月 3件   1件
ケニア 2013年6月 3件   2件
モルディブ 2013年6月 1件   2件
ベトナム 2013年7月 6件 4件 16件
ラオス 2013年8月 1件   1件
インドネシア 2013年8月 12件 7件 23件
コスタリカ 2013年12月     2件
パラオ 2014年1月 1件 3件 3件
カンボジア 2014年4月 2件   5件
メキシコ 2014年7月     2件
サウジアラビア 2015年5月     1件
チリ 2015年5月     1件
ミャンマー 2015年9月     5件
タイ 2015年11月 2件   21件
フィリピン 2017年1月      
合計 17ヵ国 37件 16件 92件

※平成25年度案件からの累計

事例紹介