二国間クレジット制度(JCM)とは

我が国は、途上国への優れた低炭素技術・製品・システム・サービス・インフラ等の普及や対策実施を通じ、実現した温室効果ガス排出削減・吸収への我が国の貢献を定量的に評価し、我が国の削減目標の達成に活用するため、二国間クレジット制度(Joint Crediting Mechanism : JCM)を構築・実施しています。

JCMの基本概念

  • 優れた低炭素技術・製品・システム・サービス・インフラの普及や緩和活動の実施を加速し、途上国の持続可能な開発に貢献する。
  • 温室効果ガス排出削減・吸収への日本の貢献を、定量的に評価するとともに、日本の排出削減目標の達成に活用する。
  • 地球規模での温室効果ガス排出削減・吸収行動を促進することにより、国連気候変動枠組条約の究極的な目標の達成に貢献する。

(出典:日本政府資料「二国間クレジット制度(Joint Crediting Mechanism(JCM))の最新動向」)

パートナー国:2019年6月現在、JCMを構築している以下の国
 モンゴル、バングラデシュ、エチオピア、ケニア、モルディブ、ベトナム、ラオス、インドネシア、コスタリカ、パラオ、カンボジア、メキシコ、サウジアラビア、チリ、ミャンマー、タイ及びフィリピンの17か国

JCMの手続き及び環境省による支援

  • 方法論作成、プロジェクト登録のためのPDD作成、クレジット申請(初回)のためのモニタリングレポート作成、第三者機関による妥当性確認・検証は、環境省が別途専門家等に委託して実施します。
  • JCMでは簡易な方法論を作り込むことで、事業者によるモニタリングの負担をできる限り軽減することに配慮します。

JCM署名国及び国別の実施状況

これまでに以下17か国との間でJCMを開始するための二国間文書に署名しており(2019年6月時点)、現在、他の途上国についても、様々な場を活用して協議を行っています。

署名国 署名時期 プロジェクト登録 環境省JCM資金支援事業の件数
設備補助 ADB拠出 REDD+補助 フロン補助 合計
モンゴル2013年1月3件7件2件9件
バングラデシュ2013年3月3件4件1件5件
エチオピア2013年5月1件1件
ケニア2013年6月1件2件2件
モルディブ2013年6月1件1件1件2件
ベトナム2013年7月11件26件1件27件
ラオス2013年8月4件1件5件
インドネシア2013年8月18件34件1件35件
コスタリカ2013年12月1件2件2件
パラオ2014年1月3件5件5件
カンボジア2014年4月2件6件1件7件
メキシコ2014年7月6件6件
サウジアラビア2015年5月1件1件1件
チリ2015年5月1件4件4件
ミャンマー2015年9月7件7件
タイ2015年11月7件33件1件34件
フィリピン2017年1月13件13件
合計17ヵ国52件156件5件2件2件165件

【添付資料】

 

事例紹介

  • 環境省JCM関連事業の事例紹介データベース
  • 過去のJCM調査報告データベース(2015年まで)はこちら
  • 過去のCDM/JI調査報告データベース(2013年以前)はこちら
  • 我が国と途上国の協働を通じた双方に裨益のあるイノベーション(コ・イノベーション)により途上国におけるエネルギー起源CO2の排出を抑制するための技術等のリノベーション・実証を実施する事業に補助金を交付する「コ・イノベーションによる途上国向け低炭素技術創出・普及事業」の紹介はこちら