鉛蓄電池製造工場への電槽化成設備導入による省エネルギー
- プロジェクト実施者
- 日立化成株式会社
共同事業者：Hitachi Chemical Energy Technology (Vietnam) Co., Ltd.
登録済み
稼働中
GHG排出削減プロジェクトの概要
現在、CSB Battery （Vietnam）では、小形制御弁式鉛蓄電池（シール電池）※を、タンク化成方式で製造している（下図参照）。本プロジェクトでは、工場の一部製造ラインに電槽化成方式を導入し、 11工程のうち電力消費が特に多い化成及び充電工程を統合して電力使用量を抑えるとともに、水洗・乾燥工程で使用するLPGをゼロにすることで、化石燃料由来のCO2を約60%削減する。さらに、この新方式では水洗工程も省くことが可能になり、水の使用量削減にも貢献する。
（※補水の必要がなく、UPS等のバックアップ電源など幅広い分野で使われている。）
想定GHG排出削減量
3,825 tCO2/年
= リファレンス排出量 (RE) − プロジェクト排出量 (PE)
= 7,293.1 [tCO2/年] – 3,467.4 [tCO2/年]
RE: タンク化成方式で製造した場合に排出される CO2
PE: 電槽化成方式で製造した場合に排出される CO2
プロジェクトサイト
関連写真
JCM方法論
| Methodology No. | Title | Methodology Proponent |
|---|---|---|
| VN_AM009 Ver1.1 | Installation of Container Formation Facility at Lead Acid Battery Factory | Hitachi Chemical Co., Ltd. |
進行状況
JCM Project Registration
| Reference No. | Project Title | Registration Date |
|---|---|---|
| VN010 | Installation of Container Formation Facility at Lead Acid Battery Factory of Hitachi Chemical Energy Technology (Vietnam) Co., Ltd. | 28 May 2019 |
外部リンク
ニュースリリース：日立化成株式会社 環境省のJCMプロジェクトへの登録が決定 (2019年6月5日)