平成29年度二国間クレジット制度資金支援事業のうち設備補助事業の二次公募における第二回採択案件の決定について
公益財団法人地球環境センター(GEC)は、途上国において優れた低炭素技術等を活用して温室効果ガスの排出削減を行い、二国間クレジット制度(Joint Crediting Mechanism:JCM)に基づくクレジットの獲得を目指す「二国間クレジット制度資金支援事業のうち設備補助事業(JICA等と連携する事業を含む)」について、今般、3件を二次公募の第二回分として採択しました。
事業内容
本事業は、優れた低炭素技術等を活用し、途上国における温室効果ガス排出量を削減する事業(国際協力機構(JICA)や他の政府系金融機関の出資・融資を受ける事業と連携する事業を含む)を実施し、測定・報告・検証(MRV)を行っていただく事業です。これにより算出された排出削減量を、二国間クレジット制度(JCM)により我が国の排出削減量として計上することを目指して、事業者(国際コンソーシアム)に対し初期投資費用の1/2を上限として設備補助を行います。
選定した案件の概要
GECは、環境省から「平成29年度から平成31年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(二国間クレジット制度資金支援事業のうち設備補助事業)」の交付決定を受け、当該補助金の執行団体として、平成29年9月4日(月)から平成29年12月1日(金)まで日本の民間企業等を対象にJCM設備補助事業の二次公募を行いました。
今般、書面審査、ヒアリングによる二次審査及びその結果を踏まえた採否審査を実施し、下記3件を二次公募の第二回分として選定しました。今後、交付決定の手続き等、二国間クレジット制度の実施に向けた取組の一環として、同事業を進めていきます。
【平成29年度 JCM設備補助事業(二次公募) 第二回採択案件】
パートナー国 | 代表事業者 | 事業名 | 想定GHG削減量 (tCO2/年) |
---|---|---|---|
モンゴル | シャープ株式会社 | ダルハン市における20MW太陽光発電システムの導入 | 22,927 |
インドネシア | 株式会社長大 | 北スマトラ州ライオルディ川10MW小水力発電プロジェクト | 35,712 |
フィリピン | 東京センチュリー株式会社 | 冷凍倉庫への1.2MW屋根置き太陽光発電システムの導入 | 838 |
【添付資料】
平成25-29年度JCM資金支援事業の採択案件一覧
環境省JCM資金支援事業 案件一覧(2013~2017年度) ※地図形式
>>英文ページ
【本件に関するお問い合わせ先】
公益財団法人 地球環境センター 東京事務所(担当:斉藤、反後)
TEL:03-6801-8860 / 03-6801-8773
Email: jcm-sbsd@gec.jp