本事業は、モンゴルにおけるユニバーサル・ヘルス・カバレッジ実現を目指し、質の高いヘルスケア・サービスの提供を促進するものである。このうち、ウランバートル市のKhan-Uul地区病院に増築される別館において、高効率暖房・換気・空調(HVAC)システム、高断熱窓及び屋根型太陽光発電等の導入をJFJCMにより支援する。この病院は深刻な大気汚染問題を抱えるウランバートル市郊外に住む脆弱な人々の健康改善に資するものである。また本事業にて新設予定のファミリーヘルスセンター3棟に対し、地中熱ヒートポンプ(GSHP)の導入支援を行う。これら低炭素技術の導入により、石炭火力発電由来の電力消費を削減する。
GSHP導入予定のファミリーヘルスセンター建設候補地 (Photography by ADB)