自動車部品工場へのコージェネレーション設備の導入

代表事業者
株式会社デンソー
共同事業者:Siam DENSO Manufacturing Co., Ltd. (略称:SDM)
パートナー国
タイ
採択年度
2016年
区 分
設備補助
分 野
省エネルギーエネルギーの有効利用
未登録
稼働中

GHG排出削減プロジェクトの概要

 タイ国の自動車部品工場において、ガスエンジン発電によるコージェネレーションシステム(ガスエンジン7,800KW級+蒸気吸収式冷凍機700RT)を導入することで、

(1)環境面での貢献(省エネ・CO2排出量削減の促進)

(2)社会面での貢献(分散型電源による安定供給)

(3)技術面での貢献(現地技術者の運転保全スキル習得)

(4)経済面での貢献(オンサイトコージェネレーションシステムの             ビジネスモデルの波及性)

を目指すものである。

 (1)環境面での貢献については、以下 ①~③に裏付けられ、 総合エネルギー効率を高め、省エネ・CO2排出量削減に 大きく寄与する。(右図参照)

   ①自家発電設備の工場内設置による送電ロスの抑制

   ②日本製の世界最高レベルの高効率ガスエンジン発電設備の採用

   ③年間通じた工場全体空調の熱源としてコージェネレーション排熱を有効利用

想定GHG排出削減量

5,904 tCO2/年

本プロジェクトによるCO2削減量 

=  A.電気のCO2削減効果+  B. 天然ガスのCO2削減効果

A.電気のCO2削減効果

= (リファレンス電気使用量 - プロジェクト電気使用量) ×系統排出係数

= (コージェネでの有効発電量 + コージェネ排熱を利用したターボ冷凍機 及びリファレンス貫流ボイラでの電力削減量) ×系統排出係数

B.天然ガスのCO2削減効果

 = (リファレンス 天然ガス使用量 - プロジェクト 天然ガス使用量) × 天然ガス排出係数

= (コージェネ排熱を利用した貫流ボイラでの天然ガス削減量

    - コージェネでの天然ガス使用量) × 天然ガス排出係数

プロジェクトサイト