塩素製造プラントにおける高効率型電解槽の導入

プロジェクト実施者
兼松株式会社
共同事業者:Jubail Chemical Industries Company (JANA)
パートナー国
サウジアラビア
採択年度
2015年
区 分
設備補助
分 野
省エネルギー
登録済み
クレジット発行中
稼働中

GHG排出削減プロジェクトの概要

JANA社は塩素及び苛性ソーダの製造を行っているが、これらの製造では多量の電気エネルギーを消費する。本事業では製造設備であるイオン交換膜法食塩電解槽のelement packageを最新の高効率モデルに置換することで、省エネを図る。  

複極式電解槽は、陽極室及び陰極室からなるelementをイオン交換膜を介して複数組構成されている。

高効率型電解槽では、element内部の構造や電極形状等の最適化を図ることで、各種抵抗を低減(=電圧低下)し電力消費量を削減すると共に、イオン交換膜の機械的損失を防ぐことができる。

想定GHG排出削減量

3,289 tCO2/年

  • 2社のイオン交換膜法食塩電解槽による電力消費を比較し、CO2排出削減を試算した。
    排出削減量
    = リファレンス排出量 (RE)  – プロジェクト排出量 (PE)
     RE: 非高効率型イオン交換膜法電解槽の電力原単位に塩素の生産量を乗ずる
     PE: 高効率型イオン交換膜法電解槽の電力原単位に塩素の生産量を乗ずる

プロジェクトサイト

関連写真

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JCM方法論

Methodology No. Title Methodology Proponent
SA_AM001 Ver1.0 Introduction of High Efficiency Electrolyzer in Chlor-Alkali Processing Plant Thyssenkrupp Uhde Chlorine Engineers (Japan) Ltd.; Kanematsu Corporation

進行状況

JCM Project Registration

Reference No. Project Title Registration Date
SA001 Introduction of High Efficiency Electrolyzer in Chlor-Alkali Production Plant 13 Jul 18

Issuance of credits

Reference No. Monitoring Period Date of Issuance Amounts of Credits Issued
SA001 25 Jan 17 - 31 Aug 18 5 Mar 20 5,300