天然ゴム製造工程の排水処理における嫌気処理の導入

調査実施団体
株式会社日水コン

GHG排出削減プロジェクトの概要

天然ゴム製造工程から排出される低濃度有機排水の処理として、現状活性汚泥法を採用しており、エネルギー集約的な曝気処理が必要となっている。その前段に先進的な排水処理技術(バイオセーバーTK)を導入することで、有機排水からバイオガス(メタン(CH4))を回収し、回収したCH4を燃料として電力を生成し、既存の曝気処理に要するエネルギー消費を削減する。曝気処理エネルギーの削減は、処理対象有機排水濃度の低減による分と、それでも必要となる曝気処理にかかるエネルギーとして回収バイオガス由来の電力を利用する分の両面から達成される。

バイオセーバーTKでは、CODcr濃度が500~5,000mg/Lの低濃度有機排水からCH4を効率的に回収できるため、効率的な排水処理による水環境改善と、GHG削減を同時に達成することができる。

想定GHG排出削減量

3,325tCO2/年

←(排水処理にかかる軽油消費削減量
+バイオガス利用発電による軽油消費削減量)
×軽油のCO2排出係数
= (1,054kL+184kL)×2.68tCO2/kL

プロジェクトサイト

北スマトラ州の天然ゴム製造工場

JCM方法論

小規模CDM方法論AMS-III.Hを参照し、保守的に簡素化した方法論を作成する。
【事前に設定すべきパラメータ】
製造量当たりの排水量、有機物負荷排出量
【モニタリングデータ】
排水発生量、軽油使用量、発電量 等