ホスト国:ベトナムJCM実現可能性調査(FS)

生ごみと腐敗槽汚泥の混合処理によるバイオガス回収利用

調査実施団体:クボタ、日建設計シビル、日本総合研究所

GHG排出削減プロジェクトの概要

ハノイ市のCauDien 中間処理施設は、市内の一部地域で収集された都市廃棄物のうち、「生ごみ」を対象とした堆肥化を行っている。
本プロジェクトは、メタン発酵システムを新規導入するものであり、「生ごみ」に加えて「腐敗槽汚泥」の混合処理が可能になり、周辺地域の公衆衛生改善が期待できる。
回収したバイオガスは、施設内での医療系廃棄物処理で使用される化石燃料を代替し、省エネを図る。
発酵後の消化汚泥は、堆肥化により農地還元が可能である。

想定GHG削減量

4,323 tCO2/年

  • リファレンス排出量: 4,698 tCO2/年
    医療系廃棄物処理で使用される化石燃料による排出量(274 tCO2/年)
    埋立ごみから発生するメタンガスによる排出量(4,424 tCO2/年)
  • プロジェクト排出量: 375tCO2/年
    導入システム電力消費による排出量(375 tCO2/年)

報告書

<調査成果としてのJCM方法論(案)>

※JCM方法論(案) は素案であり、 二国間クレジット制度の下で承認されたものではなく、また同制度で 将来承認されることを保証するものでもありません。
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