ガラス製造工場における溶融炉の省エネルギー

調査実施団体
井原築炉工業株式会社
パートナー国
ベトナム
採択年度
2013年
分 野
省エネルギー

GHG排出削減プロジェクトの概要

ガラス製造工場の溶融炉において、コンピュータによる自動燃焼制御システムを導入し、空気量の最適化を図ることで、燃料消費量を削減し、温室効果ガス(GHG)排出削減を実現する。

ガラス溶融炉は、その内部温度が1500℃以上に達する上に、24時間連続操業されるため、多くの燃料を消費する。導入する制御システムでは、炉内圧力・温度、燃料フロー、酸素率などを監視し、状況に合わせた燃料弁・空気取り込みダンパーの自動調整により、最適な空気量を制御し、適正な空気比を維持する。

さらに、燃焼設備に酸素富化制御装置の取り付け、外気侵入防止のためのバーナー周りの改善、及びカレット(原料となるガラスくず)の混入割合の調整と予熱等を実施し、総合的な省エネルギーを達成する。

想定GHG排出削減量

3,600tCO2/年

←Ralaco社の年間ガラス製造量:12.500ガラスt
←GHG排出原単位:0.288tCO2/ガラスt

プロジェクトサイト