輸液製造工場への高効率滅菌釜導入による省エネプロジェクト 1
- 代表事業者
- 株式会社大塚製薬工場
共同事業者:PT. Otsuka Indonesia
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稼働中
GHG排出削減プロジェクトの概要
大塚グループのインドネシア現地法人(PT. Otsuka Indonesia)の輸液製造工場(在ラワン)にて、国際的な医薬品承認審査基準であるGMP(Good Manufacturing Practice)を満たし、かつ省エネ・省資源を実現する高効率新型滅菌釜を導入することで、医薬品に求められる安全性確保とCO2排出削減の双方を実現する。
新型滅菌釜により、滅菌槽内に注入する温水温度が高温に保たれることから、バッチ単位での投入蒸気量が削減され、高温蒸気生成に要する天然ガス(CNG)の消費量を削減することが可能となる。加えて、滅菌過程において使用する純水が排水されることなく再利用されるため、純水使用量も大幅に削減されることになる。
想定GHG排出削減量
1,949 tCO2/年
(リファレンスCNG消費量 - プロジェクトCNG消費量) × CNG排出係数(EF)
- CNG消費量 = 昇温サイクル × 理論必要蒸気量 × 必要蒸気量換算係数 × CNG/蒸気換算係数
- 昇温サイクル = 年間生産量 ÷ バッチ処理最大量
- 理論必要蒸気量 = 1サイクル当り滅菌釜で使用する純水を加温するための熱量 ÷ 蒸発潜熱
- 必要蒸気量換算係数 = ボイラー蒸気発生量 ÷ 理論必要蒸気量
- CNG/蒸気換算係数 = ボイラー投入CNG量 ÷ ボイラー蒸気発生量
プロジェクトサイト
JCM方法論
Methodology No. | Title | Methodology Proponent |
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ID_AM028 | Energy saving by introducing waste hot water recovery system to autoclave in infusion manufacturing process line | Otsuka Pharmaceutical Factory, Inc. |