セメント焼成工程における農業系バイオマスによる石炭代替

調査実施団体
太平洋エンジニアリング株式会社
パートナー国
ラオス
採択年度
2015年

GHG排出削減プロジェクトの概要

ラオスのセメントクリンカ焼成設備に、同国に豊富に賦存する農業系バイオマスを燃料として活用することにより、化石燃料の消費量を低減させる技術を導入する。また、同技術の普及を通じてCO2排出量の大幅な削減を図る。
 昨年度の実現可能性調査で燃焼実験を実施し、活用に関する技術的可能性は確証できた。 本年度は、設備詳細設計や、バイオマス収集システム、プロジェクト実現のためのファイナンス等を中心に調査を実施する。
 想定される活用技術の図は右の通りである。

想定GHG排出削減量

31,861 tCO2/年
プロジェクトによる排出削減量
 対象工場で48t/日×300日/年=14,400t のもみがらを使用した場合のCO2排出削減量
 環境省の排出削減計算ガイドブックを適用して計算した数値果。

プロジェクトサイト

ビエンチャン県に所在するLao Cement Van Vieng工場