フィリピン共和国におけるフロン類の回収スキーム構築・混焼型施設導入実証事業
- 代表事業者
- 丸紅株式会社
共同事業者:Delsa, Inc.
GHG排出削減プロジェクトの概要
- フィリピンでは、地球温暖化係数の高いフロン類の回収・破壊に関する規制はなく、空調・冷凍機器や自動車に充当されているフロン類は、使用後、全て大気に放出されている。空調・冷凍機器や自動車の普及が進む同国において、現状の放置は、将来に渡り深刻な影響を与える。
- 本補助事業では、マニラ地域においてフロン類回収・破壊活動のプロジェクトを実施し、JCMクレジットの創出及び取得するとともに、規制やインセンティブなどを活用したフロン類回収・破壊スキームの確立に貢献するためフィリピン政府等への政策提言や啓蒙活動を行う。
- 混焼型破壊設備は、現地でセメント製造業を営むHolcim Philippines社のセメントキルン炉に設置予定。
想定GHG排出削減量
15,484 tCO2/年
リファレンスシナリオ
⇒空調・冷凍機器や自動車に充填されていたフロン類が大気中に放出され続ける。
プロジェクトシナリオ
⇒空調・冷凍機器や自動車に充填されていたフロン類を適切に回収し、混焼型破壊施設で分解することで、大気放出を回避する。