ホスト国:ベトナムJCMプロジェクト設備補助事業

鉛蓄電池製造工場への電槽化成設備導入による省エネルギー

プロジェクト実施者:(日本側)日立化成(株)、 (ベトナム側) CSB Battery (Vietnam) CO., LTD.

GHG排出削減プロジェクトの概要

現在、CSB Battery (Vietnam)では、小形制御弁式鉛蓄電池(シール電池)※を、タンク化成方式で製造している(下図参照)。本プロジェクトでは、工場の一部製造ラインに電槽化成方式を導入し、 11工程のうち電力消費が特に多い化成及び充電工程を統合して電力使用量を抑えるとともに、水洗・乾燥工程で使用するLPGをゼロにすることで、化石燃料由来のCO2を約60%削減する。さらに、この新方式では水洗工程も省くことが可能になり、水の使用量削減にも貢献する。

  (※補水の必要がなく、UPS等のバックアップ電源など幅広い分野で使われている。)

 

想定GHG排出削減量

2,880 tCO2/年

排出削減量 = リファレンス排出量 (RE) – プロジェクト排出量 (PE)

= 4,761.0 tCO2/年 – 1,880.8 tCO2/年
RE: タンク化成方式で製造した場合に排出されるCO2
PE: 電槽化成方式で製造した場合に排出されるCO2

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