ホスト国:バングラデシュJCM実現可能性調査(FS)

繊維工場染色過程における廃熱回収・利用技術の推進

調査実施団体:株式会社PEARカーボンオフセット・イニシアティブ, 株式会社 クロセ

GHG排出削減プロジェクトの概要

バングラデシュの最重要産業である繊維加工工場において、最もエネルギー多消費な染色過程を対象に、染色後の廃水からの廃熱の回収・利用施設を導入し、廃熱を用いて染色用冷水を温めることで、省エネ(天然ガス削減)およびCO2削減を図る事業の省エネ効果、実施可能性について調査を行った。具体的に現地コンサル企業のTex Master Buying Solutionと共同し、Giant Textile Ltd.、Hams Garments Ltd.及び Delta Composite Ind.の3つの繊維加工工場を対象に(株)クロセのスパイル式熱交換器(ディスダンスビース(流間保持材)なし)を導入する場合のシステム設計、省エネ効果、CO2の削減量また実施に向けての経済分析と実施体制形成についての検討と確認を行った。

想定GHG削減量

2,397 t CO2/年

  • リファレンス排出量
    =回収可能熱量(TJ/年)×熱供給用化石燃料(天然ガス)の排出係数(t CO2/ TJ)
    =50.58×54.3 = 2,747 tCO2/年
  • プロジェクト排出量
    =熱回収・利用システムの電力消費量(MWh/年)×電力排出係数(t CO2/ MWh)
    =438 ×0.8 = 350 tCO2/年

報告書

<調査成果としてのJCM方法論(案)>

※JCM方法論(案) は素案であり、 二国間クレジット制度の下で承認されたものではなく、また同制度で 将来承認されることを保証するものでもありません。
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