ホスト国:インドネシアJCMプロジェクト設備補助事業

インドネシアにおけるコールドチェーンへの高効率冷却装置導入プロジェクト

プロジェクト実施者:(日本側)前川製作所、(インドネシア側)PT. Adib Global Food Supplies、PT. Mayekawa Indonesia

GHG排出削減プロジェクトの概要

今後の経済成長に伴い、食品の冷凍・冷蔵の需要増が見込まれるインドネシアにおいて、自然冷媒(アンモニア(NH3)及び二酸化炭素(CO2))を利用した高効率の冷却装置を、冷凍・冷蔵倉庫のコールドチェーンに導入する。冷却装置は、新歯型を採用した二段式スクリュー冷凍機を用いるとともに、高効率IPMモーター(永久磁石内蔵型同期モーター)と一体化することで、冷却設備の高効率化を実現している。この高効率冷却装置の導入により、冷凍・冷蔵倉庫での省エネを達成するとともに、エネルギー消費に起因するGHG排出を削減する。

想定GHG削減量

165tCO2/年

  • 高効率冷却装置により、30%の省エネ(電力消費量の削減)が達成されると仮定。
  • ・プロジェクト電力消費量:673MWh/年
    ・リファレンス電力消費量:961MWh/年
    ・電力のCO2排出係数:0.741tCO2/MWh
※なお、リファレンス機器(冷媒にHFCを利用と想定)からの冷媒漏えい(漏えい率10%と仮定)を、プロジェクトにより回避できる分を考慮する場合、902tCO2/年と推計される。
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