ホスト国:タイ JCM実現可能性調査(FS)

冷温同時取出ヒートポンプシステムの導入

調査実施団体:前川製作所

GHG排出削減プロジェクトの概要

産業分野(特にエネルギー消費の高い食品・飲料分野等)に対し、冷温同時取出ヒートポンプを導入することで省エネを促進し、CO2排出削減を達成する。

JCM方法論

  • 適格性要件:
    (1)単なるヒートポンプではなく、冷温同時取出ヒートポンプを対象とする。 (2)冷温同時取出ヒートポンプのCOPが、タイ政府が採用している省エネ基準を上回る3以上とする。
  • リファレンス排出量の算定:
    (1)冷温同時取出ヒートポンプで生成された温熱・冷熱が、リファレンスの熱源設備によって生成された場合の排出量を算定する。 または、
    (2)冷温同時取出ヒートポンプによって代替される機器の効率(実測値、定格値、又はデフォルト値)を用いてエネルギー消費量を割り戻す。
  • プロジェクト排出量の算定:
    冷温同時取出ヒートポンプ及び関連補機等による電力消費量をモニタリングして、算出する。

想定GHG削減量

1,036tCO2/年

  1. 229tCO2/年
    ←ヒートポンプ:2台
    ←加熱側:製造プロセスラインの加熱
    ←冷却側:工場内空調(冷房)
  2. 807tCO2/年
    ←ヒートポンプ:5台
    ←加熱側:ボイラー給水の加温
    ←冷却側:チラー水
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