ホスト国:ベトナムJCMプロジェクト設備補助事業

鋳物工場への高効率電気炉の導入

プロジェクト実施者:(日本側)株式会社エヌ・ティ・ティ・データ経営研究 
(ベトナム側)Thanh Phuong Iron Casting Machinery Private Enterprise, Ha Lan Co., Ltd.

GHG排出削減プロジェクトの概要

ハイフォン市・ミドン地区の鋳物工場は多くが石炭炉から電気炉への転換を図ってきているが、電気炉は利便性が高く初期投資費用が低廉である一方、エネルギー効率は必ずしも良くない。そこで、以下の特徴を有する高効率電気炉の導入を通じてエネルギー効率を向上させ、CO2排出削減を実現するとともに、高効率機の普及を目指す。

1)コイルを形成している銅管の形状及び材質 (純度99.99%)に工夫を加え、熱損失を最小化

2)普及製品よりも炉の電圧を高くすることにより コイル電流を減らし、さらに発電損失を低減

想定GHG排出削減量

968 tCO2/年

現在普及が進んでいる電気炉を導入した場合と高効率電気炉の電力消費量、グリッド排出係数を基に計算

 

リファレンス排出量(REy)-プロジェクト排出量(PEy) =排出削減量(ERy)

リファレンス排出量(REy) : 3,926 tCO2/年

プロジェクト排出量(PEy) : 2,958 tCO2/年

排出削減量(ERy) : 968 tCO2/年

グリッド排出係数(0.5603 kgCO2/kWh)

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