ホスト国:サウジアラビアJCMプロジェクト設備補助事業

塩素製造プラントにおける高効率型電解槽の導入

プロジェクト実施者:(日本側)兼松株式会社 (サウジアラビア側)Jubail Chemical Industries Company (JANA)

GHG排出削減プロジェクトの概要

 JANA社は塩素及び苛性ソーダの製造を行っているが、これらの製造では多量の電気エネルギーを消費する。本事業では製造設備であるイオン交換膜法食塩電解槽のelement packageを最新の高効率モデルに置換することで、省エネを図る。  

 複極式電解槽は、陽極室及び陰極室からなるelementをイオン交換膜を介して複数組構成されている。

 高効率型電解槽では、element内部の構造や電極形状等の最適化を図ることで、各種抵抗を低減(=電圧低下)し電力消費量を削減すると共に、イオン交換膜の機械的損失を防ぐことができる。

想定GHG排出削減量

1,276 tCO2/年

  • 2社のイオン交換膜法食塩電解槽による電力消費を比較し、CO2排出削減を試算した。

    排出削減量

    = リファレンス排出量 (RE)  – プロジェクト排出量 (PE)

     RE: 非高効率型イオン交換膜法電解槽の電力原単位に塩素の生産量を乗ずる
     PE: 高効率型イオン交換膜法電解槽の電力原単位に塩素の生産量を乗ずる
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