ホスト国:バングラデシュJCMプロジェクト設備補助事業
ファスナー製造工場への太陽光・ディーゼルハイブリッド発電システムの導入
プロジェクト実施者:(日本側)YKK株式会社、(バングラデシュ側) YKK Bangladesh Pte Ltd.
GHG排出削減プロジェクトの概要
本事業では、現在ディーゼル自家発電により運営されているファスナー製造工場へ、太陽光・ディーゼルハイブリッドシステムを導入する。
通常、ディーゼル発電機のキャパシティに対して、太陽光発電で代替する場合の設置導入量の占有可能割合は、太陽光発電の出力変動に対処するため、技術的には20%程度が限界とされている。しかし、今回導入する燃料削減コントローラーは、電力制御によりそれを最大60%まで引き上げることを可能にし、ディーゼル発電機による燃料消費を一層削減することができる。
想定GHG排出削減量
265 tCO2/年
GHG排出削減量 = 太陽光発電システムによる年間発電量 × ディーゼル発電機の排出係数- 年間発電量:498 MWh/年
- 排出係数:0.533 tCO2/MWh
- 今回の太陽光発電量の全量は工場の自家電力消費に充当し、余剰電力は発生しない。