ホスト国:バングラデシュJCMプロジェクト設備補助事業

織布工場における高効率織機導入による省エネルギー

プロジェクト実施者:(日本側)豊田通商株式会社、(バングラデシュ側) Hamid Fabrics Limited

GHG排出削減プロジェクトの概要

バングラデシュにおいて、繊維産業は輸出規模の80%以上を占める基幹産業である。本プロジェクトでは、エネルギー消費の削減と生産効率アップを同時に実現可能なエアジェット織機を織布工場へ導入する。
現在バングラデシュでは、レピア織機が多く普及しており、その大部分が中古機である。今回導入するエアジェット織機は、レピア織機と比べて、省エネ効果では15%、生産性では約1.8倍の優位性を持ち、織物面積当たりで比較すると約53%の省エネ効果となる。なお、エアジェット織機は、他の織機に見られる高速運転時の騒音問題も少なく、排水処理問題もない、環境に配慮された製品でもある。

想定GHG排出削減量

1,518 tCO2/年

レピア織機でエアジェット織機の年間織物生産量を生産すると仮定した場合、4,299MWhの電力消費量になると試算され、事業実施により年間2.265MWhの省エネ効果がある。温室効果ガス削減効果は、2,265MWh x 0.67CO2/MWh = 1,518 tCO2となる。
※ 排出係数:直近のIGESからの公表値は 0.670 tCO2/MWh
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