ホスト国:ミャンマー JCM実現可能性調査(FS)

パーム製油廃水(POME)からの発酵メタン利用と環境改善

調査実施団体:㈱日建設計シビル(主提案) 、㈱日本総合研究所(共同提案)、㈱クボタ(協力)

GHG排出削減プロジェクトの概要

ミャンマー国南部、タニンダリー管区の大規模パーム園の製油廃水(POME)に対して、㈱クボタ製のメタン発酵設備とガス活用設備を導入する。これによって、製油所での自家発電用やパーム収集トラック等に使用される化石燃料を代替する。 このほか、廃水ポンドでのメタンの自然発生も抑制できるため、さらなるGHG削減が期待できる。 また、高濃度有機物を含む、廃水水質の改善にもつながるため、設備を導入した地域の水環境改善も期待できる。

想定GHG削減量

38,970tCO2/年(①+②)

①化石燃料の代替による排出削減量 8,120 KL/年-CO2(エネルギー起源)
*プロジェクトで代替可能な化石燃料(軽油)(3,100 KL/年)
*燃料軽油の排出係数(2.62 tCO2/KL)   
②廃水ポンドでの排出量 30,850t-CO2
(非エネルギー起源)
*上記の数字はプロジェクト計画上の数値である。上記の数字には丸め誤差を含む。
  • プロジェクト排出量: 3,505t CO2/年 

報告書

<調査成果としてのJCM方法論(案)>

※JCM方法論(案) は素案であり、 二国間クレジット制度の下で承認されたものではなく、また同制度で 将来承認されることを保証するものでもありません。
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