ホスト国:インドネシア JCM実現可能性調査(FS)

製紙工場における省エネ型段ボール古紙処理システムの導入

調査実施団体:株式会社野村総合研究所、相川鉄工株式会社

GHG排出削減プロジェクトの概要

本プロジェクトは、Fajar Paper社(インドネシア国内の製紙製造シェア2位)において増設されるボール紙生産プロセスのうち、原料調整を行う段ボール古紙処理 に日本技術の高効率システムを導入することで、生産トンあたりの電力使用量削減(10%程度)を実現し、ひいてはCO2削減に寄与するものである。 段ボール古紙処理プロセスは大きく8工程に分かれ、全部で約30個の要素機器からなっており、製紙工程全体の電力使用量の約1/2を使用する。各要素機器の機械効率を上げることによってモータ動力を省力化し、電力使用量を削減できる。

想定GHG削減量

約14,884.6 tCO2/年

  • 方法論
    ER = RE PE
    = [(レファレンスOCCプロセス電力消費原単位(MWh/ton))×
    (プロジェクトOCCプロセス生産量(ton/年))(プロジェクトOCCプロセス電力消費量(MWh/年) ]×
    (電力CO2排出係数(tCO2/MWh))
  • リファレンスおよびプロジェクト排出量の概算値
    RE= 83,938.6 t/year
    PE= 69,054.0 t/year

報告書

<調査成果としてのJCM方法論(案)>

※JCM方法論(案) は素案であり、 二国間クレジット制度の下で承認されたものではなく、また同制度で 将来承認されることを保証するものでもありません。
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