ホスト国:ベトナムREDD+実証調査(REDD+)
森林管理支援と生計向上によるREDD+と小規模バイオマス発電
調査実施団体:住友林業
GHG排出削減プロジェクトの概要
ベトナム北西部の森林減少・劣化への対策として、焼畑農地や荒廃地を対象としたコミュニティフォレストや生産林の育成、天然林保全、焼畑に代替する農業技術普及等生計向上対策を実施し、既存天然林への伐採圧力を低下させるとともに、植林地の炭素蓄積量を増加する。この効果をGHG排出削減量として定量的に評価する。
また、大規模な植林活動や生計向上対策の結果として供給されるバイオマスを利用した発電も行い、化石燃料由来の電力を代替することでも、GHG排出削減に貢献する。
さらに、森林造成による水源涵養や国土保全、生物多様性保全等の森林の多面的機能向上に貢献し、ベトナムで最も貧しい地域の一つであるベトナム北西部に新たな産業を起こし、地域の持続的発展に資する事業を実施する。
JCM方法論
想定GHG削減量
3.05~6.97MtCO2/年(REDD+)
- プロジェクトバウンダリー:ディエンビエン省(約955,000 ha)
- 活動内容:森林保護・開発計画に準じて、森林保護及び森林再生を実施
- 削減量推定方法:森林保護・開発計画の成功程度を勘案して推定した森林炭素蓄積量変化に基づく。ただし、参照レベルは未確定のため反映していない。