ホスト国:カンボジア
REDD+実証調査(REDD+)
情報通信技術を活用したREDD+事業実施の効率化
調査実施団体:三菱総合研究所
GHG排出削減プロジェクトの概要
東カリマンタン州の天然林(生態系回復事業権(ERC:Ecological Restoration Concession)取得済みの地域)で、REDD+プロジェクトを実施する。プロジェクトサイト周辺の森林では商業伐採権が多数発行され、当該プロジェクトサイトでの森林伐採のリスクが高まっている。
本プロジェクトでは、伐採が禁じられた天然林を保全しつつ、セーフガードの活動として、保護したオランウータンを森へ還すための事業の運営管理を行う。そのために、情報通信機器(例:NEC LifeTouch)等を活用し、森林及び生態系の管理活動を支援する。
JCM方法論
森林バイオマス量を推定する際、衛星データのスペクトル情報を用いた分析を行うのが一般的だが、本プロジェクトでは高分解能の衛星画像データ等を活用した追加的な解析データ(テクスチャ解析等)を適用することで、土地被覆区分の分類精度、面積変化データの算定精度を向上させる。想定GHG削減量
533,000tCO2/年
←以下の仮定に基づいた試算結果:- プロジェクトサイト全体の炭素蓄積量:1,250万tC
- 今後の森林開発等での炭素蓄積量喪失率:35%
- プロジェクト期間:30年