ホスト国:ベトナム JCM案件組成調査(PS)

卸売市場における有機廃棄物メタン発酵及びコジェネレーション

調査実施団体:日立造船、サティスファクトリーインターナショナル

GHG排出削減プロジェクトの概要

ホーチミン市のビン・ディエン卸売市場で発生する廃棄物の中から有機廃棄物を分別回収し、市場内に設置するメタン発酵システムで嫌気処理を行なう。

また、そのメタン発酵システムから回収したメタンガス(バイオガス)を利用してコージェネレーション設備で発電及び熱回収を行ない、同卸売市場に供給する。

さらに、メタン発酵後の残渣から堆肥・液肥を生産し、近隣農家に提供する。

JCM方法論

小規模CDM方法論AMS-III.AO「管理された嫌気性消化を通じたメタン回収」を参照しつつも、導入される嫌気性メタン発酵システムが持つ高効率処理技術(性能及び運転管理を含む)及び有機廃棄物の品質管理(メタンガス回収量の増減に影響する)の条件を適格性要件として設定する。

想定GHG削減量

3,281tCO2/年

  1. 埋立処理される有機廃棄物の削減量、及び
  2. 嫌気発酵処理設備から回収されたメタンガスを燃料に、コジェネレーション設備で供給される電力・熱により削減される系統電力及び化石燃料の量から算定する。
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