ホスト国:モンゴル
JCM実現可能性調査(FS)
石炭火力発電所における保温施工及び復水器洗浄の効率改善
調査実施団体:関電プラント
GHG排出削減プロジェクトの概要
モンゴルの石炭火力発電所(熱電併給施設)において、以下の2技術によりエネルギー効率を改善し、GHG排出量を削減する。
- 「エコエイム工法」を利用した配管等の保温効果の改善
→熱供給のための燃料消費量が削減される - 「らくちんガン装置」を利用した復水器等の熱交換器の維持管理(洗浄)手法の改善
→洗浄用水使用量が削減され、そのためのポンプ消費電力量が削減される
JCM方法論
1)「エコエイム工法」
←排出削減量=(プロジェクト実施前の単位面積当たりの放散熱量-プロジェクト実施後の単位面積当たりの放散熱量)×施工対象表面積÷プロジェクト実施後のボイラ効率〔デフォルト値〕×ボイラの使用石炭のCO2排出係数〔デフォルト値〕×(1-BaUからの割引率)
2)「らくちんガン装置」
←排出削減量=(復水器洗浄の水使用量節約によるポンプの電力消費削減量+水使用量節約による排水処理の電力消費削減量+プロジェクト洗浄法による真空度改善効果に伴う回復電力量-従来洗浄法による真空度改善効果に伴う回復電力量)×当該発電所の送電端電力量当たりのCO2排出係数×(1-BaUからの割引率)
想定GHG削減量
3,000tCO2/年(第3・4火力発電所での実施の合計削減量)
←CHP-3:950tCO2/年
←エコエイムで935tCO2/年
←らくちんガンで15tCO2/年
←CHP-4:2,050tCO2/年
←エコエイムで2,035tCO2/年
←らくちんガンで15tCO2/年