ホスト国:バングラデシュ
JCM実現可能性調査(FS)
太陽光発電と長寿命蓄電池システムによる無電化地域の電化
調査実施団体:ソニーエナジー・デバイス
GHG排出削減プロジェクトの概要
バングラデシュの無電化地域に、太陽光発電(PV)と長寿命蓄電池(※)を組み合わせたシステムを導入し、再生可能エネルギー発電の有効利用及び電力利用の普及促進を行う。これにより化石燃料(ディーゼル等)を利用した従来型発電方式よりも、温室効果ガス(GHG)が削減されるとともに、住民の生活・衛生面での向上が図られる。
JCM方法論
本プロジェクトでは、化石燃料による発電電力を太陽光発電による電力で代替するため、 CO2排出削減量は原則としてリファレンス排出量と同じになる。
リファレンス排出量は、ディーゼル等の化石燃料を使用した小型発電機による電力を使用した場合のCO2排出量である。
想定GHG削減量
1.7tCO2/年(1システム(2kWのPVと蓄電池)当たり)
→GHG削減ポテンシャル:1,700tCO2/年
(1,000システムが導入された場合)
←計算過程:長寿命バッテリーから供給される電力の消費量(kWh)
÷化石燃料を利用した小規模発電機の発電効率(%)
×化石燃料のCO2排出係数(kgCO2/MJ)