ホスト国:バングラデシュ
JCM実現可能性調査(FS)
精米工場における籾殻利用コジェネレーションの導入によるパーボイル加工工程の改善
調査実施団体:EJビジネス・パートナーズ
GHG排出削減プロジェクトの概要
精米工場で発生する籾殻を燃料とする2.5MW規模の高効率コジェネレーション設備を導入し、電力と蒸気を生成する。生成した電力及び蒸気は近隣の精米工場やグリッドに供給する。 特に、バングラデシュの精米工場では、精米過程での米の破損防止や虫駆除等を目的として、慣習的にパーボイル加工(蒸気での前処理)が低効率な籾殻焚ボイラで行われているため、本プロジェクトにより、籾殻の効率的な燃料利用、パーボイル加工工程の改善、及びグリッド電力とバックアップのディーゼル発電の燃料消費の代替によるGHG削減を行う。
JCM方法論
排出削減量の算定に際し、リファレンス排出量の算定にはプロジェクトが供給する電力量がどのようなエネルギーを代替するかによって計算手法が異なり、以下の4ケースが想定される。
- ケース1:グリッド電力代替
- ケース2:既存精米工場の電力代替
- ケース3:既存あるいは新規工場などの需要先に供給
- ケース4:オフグリッド地域の家庭への電力供給
想定GHG削減量
10,138tCO2/年
(ケース2を想定した推計値)
←プロジェクトで代替される電力消費量 x CO2排出係数