ホスト国:タイ、ほかJCM方法論実証調査(DS)
高効率エアコン普及プログラム
調査実施団体:清水建設
GHG排出削減プロジェクトの概要
インバーターを搭載した高効率エアコン(空冷ヒートポンプパッケージエアコン)を導入することで、空調に要する電力消費を削減し、グリッド電力を生成する段階での化石燃料の燃焼から生じるCO2の排出を削減する。 この高効率エアコンの普及を図る。JCM方法論
「デグリデー理論」に基づき、下記入力データを利用したシミュレーション結果により、リファレンス排出量及びプロジェクト排出量を定量化する。
- インバータエアコンの販売台数
- インバータエアコン及びノン・インバータエアコンの性能
- エアコンの実際の使用方法(事前のアンケート調査により明らかにする)
- 気象データ(外気温等)
これに加えて、標準的な建築物の冷房負荷特性を明らかにする必要がある。上記の考え方によるJCM方法論について、本実証調査における実測結果を以て確認する。
想定GHG削減量
- 133,000tCO2/年(初年度)
- 266,000tCO2/年(2年目)
→以降、毎年13.3万tCO2/年の排出削減量が累積的に達成される見込みである。
DS対象プロジェクトのサイト
タイ・バンコクにおいて実証調査を行う。なお、インドネシア・ジャカルタ、及びベトナム・ホーチミンは、エアコン普及プロジェクトを実施する都市として想定する。