太陽光及びバイオガス活用によるハイブリッド型再生可能エネルギー発電

調査実施団体
ネクストエナジー・アンド・リソース株式会社
パートナー国
インドネシア
採択年度
2015年

GHG排出削減プロジェクトの概要

  • パーム油製造工場から排出される廃液(POME: Palm Oil Mill Effluent)から放出されているバイオガス(メタン由来)を回収、嫌気性処理を経て、当該バイオガスを用い発電を行い、FITに基づきグリッドに再生可能電力を供給する(発電規模:2MW)。
  • 100kWの太陽光発電システムを導入、自家消費電力を賄うことにより、再生可能電力のグリッドへの供給量を最大化させる。
  • 上記により、メタンガスの排出回避、グリッド電力の代替によるGHG排出削減の貢献を目指す。
  • 加えて、POMEの腐敗による汚臭からの環境汚染を排除し、地域環境の改善に貢献する。

想定GHG排出削減量

61,197 tCO2換算量/年

  • リファレンス排出量: 66,226 tCO2/年
    POMEから発生するメタンガスによる排出量:56,562 tCO2/年
    バイオガス発電による置き換えられるグリッド電力による排出量:9,664 tCO2/年
  • プロジェクト排出量: 5,029 tCO2/年
    POME処理工程のうち、バイオガス回収システムが設置されないラグーンからのメタンガス排出量:5,092 tCO2/年

プロジェクトサイト

北スマトラ州 アサハン県 マンドゲ